デザイン基礎コース、修了おめでとうございます。ここまで読み切った時点で、もう「なんとなく」で作る人ではありません。
ただ、ここで手が止まる人も多いんです。基礎は分かった、でも次に何をすればいいか分からない。選択肢を知らないだけで、能力の問題ではありません。
このページでは、この先の進み方を4つ並べます。どれが正解かは人それぞれなので、最後に3つの質問で選べるようにしました。今日中に、次にやることが1つ決まりますよ◎
まず、ここまでで身についたこと
先に確認しておきます。次を選ぶときの材料になります。
- 散らかって見えるデザインの原因を、言葉で説明できる
- 余白・ジャンプ率・行間を、数字の目安で決められる
- 色を3色の役割に分けて選べる
- 読みやすさを、視認性・可読性・判読性に分けて見られる
- 要件を読んで、主役を1つ決められる
- 公開前に自分でチェックを回せる
ここに引っかかりが残っているなら、先に進むよりコースの目次から該当のレッスンに戻るほうが早いです。土台がぐらついたまま量を増やすと、崩れ方の癖がそのまま固まります。
この先の進み方は4つ
順番はありません。いま自分に足りていないものを1つ選んでください。

1/作り続ける(独学ロードマップ)
いちばん強いのはこれです。上達の速さは、結局のところ作った枚数で決まります。
ただし「たくさん作る」だけでは伸びません。同じ崩れ方を繰り返すからです。3か月続けるなら、この形をおすすめします。
| 時期 | やること | ゴール |
|---|---|---|
| 1か月目 | お手本を1枚選んで模写。週2枚 | ツールの操作で止まらなくなる |
| 2か月目 | お題から自分で作る。週2枚+見直し | 主役を決めてから作れる |
| 3か月目 | 同じ内容を違う印象で作り分ける。週1〜2枚 | 配色と書体を理由つきで選べる |
模写のやり方は模写・トレースのやり方、練習の型の選び方はデザイン練習の進め方にまとめました。お題に困ったらバナーデザインお題20選から選んでください。
2/本で体系を補う
作ろうとして手が止まるなら、引き出しが足りていません。本は引き出しを増やすのに向いています。1冊だけ選んで、読み切ってから次を買ってください。
- 『ノンデザイナーズ・デザインブック』/このコースで扱った4原則の出典。原則の理解を深めたい人に
- 『なるほどデザイン』/図が多く、目で理解できる。デザインの考え方を広く見たい人に
- 『けっきょく、よはく。』/余白の使い方をBefore/Afterで見せる本。作例がそのまま参考になる
本を読むときは、読みながら1つ作るのがおすすめです。読み終えてから作ろうとすると、内容を忘れます。1章読んだら1枚、が続けやすい形です。
3/人に見てもらう
自分でチェックしても、自分では見えない崩れが残ります。ここを埋めるには、人の目を借りるしかありません。
お金をかけない方法から順に並べます。
- SNSに出す/制作意図(誰に何を伝えたいか)を添えて投稿する。意図があると、返ってくる言葉の質が変わります
- 勉強会・もくもく会(各自で黙々と作業する集まり)に出る/オンラインで無料のものが多くあります。同じ段階の人と話すだけでも詰まりが取れます
- 単発の添削サービスを使う/数千円から。1枚だけ見てもらえます
- スクールや講座に通う/期間と課題が決まっているので、独学で続かなかった人に向きます
4番は費用が大きく変わるので、比べてから決めてください。料金・期間・サポート内容をまとめた記事があります。
Webデザインスクールの比較(※この記事には広告リンクを含みます)
先に言っておくと、スクールは全員に要るものではありません。独学で作品が増えている人は、そのまま続けたほうが安く速いです。
向いているのは1人だと続かない人と期限を切りたい人。この2つに当てはまらないなら、まず1〜3を試してからで間に合います。
4/仕事の準備を始める
収入につなげたいなら、作品を並べる場所(ポートフォリオ)が要ります。準備するのは3つです。
- 作品6点/バナー中心なら6〜10点。ジャンルはばらけさせず、得意な方向に寄せる
- 1点ごとの説明/要件・主役に選んだもの・その理由。作品より読まれます
- できることと料金の一覧/曖昧にすると相談が来ません
作品は架空の依頼で構いません。総合演習のような形で、要件を自分で立てて作ったものを載せてください。「架空の依頼として制作」と書き添えれば問題ありません。
素材の扱いだけは先に確認しておいてください。仕事で使うと、無料素材でも条件が変わることがあります。著作権と素材の使い方で確認できます。
自分に合う進み方の選び方
4つ全部やろうとすると、どれも進みません。3つの質問で1つに絞ります。

- 作りたいものが、いまありますか?
はい → 作り続ける/いいえ → 本で補う - 作ったものを見せる相手がいますか?
はい → そのまま続ける/いいえ → 見てもらう場を作る - 半年以内に収入を得たいですか?
はい → 仕事の準備/いいえ → 好きな速さで続ける
3つとも答えて、「いいえ」が出たところがいま足りていない部分です。そこから1つだけ始めてください。
どの道を選んでも、共通してやること
進み方が違っても、これだけは変わりません。
- 作ったものを残す/フォルダに日付をつけて全部取っておく。3か月後に見返すと、伸びが目で分かります
- いいと思ったデザインを保存する/Pinterestのボードや、Instagramの保存機能で足ります。保存するときに「どこがいいか」を1行メモする。これがないとただの画像です
- 公開前に必ず見直す/セルフチェックの手順を毎回通す
道具はいまのままで大丈夫です。無料のもので足ります。
| 用途 | 無料で使えるもの |
|---|---|
| バナー・SNS画像 | Canva |
| Webデザイン・UI | Figma |
| 写真素材 | O-DAN、Unsplash、写真AC |
| 日本語フォント | Google Fonts |
| 配色の確認 | Adobe Color |
道具を増やすのは、いまの道具でできないことが出てきてからで間に合います。
よくある質問
次に学ぶこと
最後にまとめます。
- 進み方は4つ。作り続ける・本で補う・見てもらう・仕事の準備
- 3つの質問で「いいえ」が出たところが、いま足りていない部分
- どの道でも、作ったものを残す・保存に一言メモを添える・公開前に見直す
- 道具は無料のままで足りる
まだ課題を作っていない方は、総合演習(修了課題)を先にやってください。1枚作ってからのほうが、どの道を選ぶかの判断がはっきりします。
作ったものの見直し方は作品の見直し方(セルフチェック)に、練習の続け方はデザイン練習の進め方にまとめてあります。
忘れたところがあれば、いつでもデザイン基礎コースの目次から戻ってきてくださいね。ここまでおつかれさまでした💡
